義手詐欺のことについて あもり

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私がまだまだ若かった二十歳そこそこ、医療に役立てたいというメイクアーティストさんに半分協力の形で格安でダミーの義手を造ってくださることが決まった。
あの時の私にとっては憎い右手、こいつのせいでうまくいかないんだ。なんて考えていたから私はアーティストさんによる特殊メイクでの技術のダミーにすがったんです。
しっかり話して2回目で型を取ったりもしました。
私はその時、私なんかのために80000円という、きっと手を作るには商売にならないであろう価格でこの方はお力になってくれているんだ。
という思いが強かったから、その時に全額支払いをしました。
お金は母に
「義手作ってもらえる」
と伝えたら全額をすぐに支援してもらいました。
母は私が少しでも前向きに生きてもらえるならと、嬉しそうな顔していたなー

左右の長さもしっかり測っていただいたり、全て信じてましたが、私が領収書はまだ大丈夫ですなんて、必要なことだろうことを断ってしまいました。
領収書の重要性をわかってませんでした。
あの時のこと未だに忘れられずに後悔ばっかりです。
3度目にお会いすることはありませんでした。
お名刺も未だに持ってますし、私の住所も記入しましたが連絡ないです。問い合わせは何度かしましたが、返ってくることはなかったです。
母には義手のこと、あれからごまかしごまかし、もう何も言わなくなりました。
ごめんなさい。

辛かった、情けなさに何度も後悔したけと、今こうして書けるのは、ダミーの義手を欲しいと思わなくなったからです。
それは皆んなが右手を愛してくれるからだよ。
ありがとう。
欠損バーでいただいたお給料は少しずつ母に返すことにも使わせていただいてます。

義肢装具士さんにいつかお願いしてカッコいい義手、つくっていただきたいなー

あもり、おわり。

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