「あのお姉ちゃん杖ついてるー」と言われた時 桜

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人より欠けているものがある、それが特徴のひとつになっている。
そんな感覚になるのはある一定の時期かなって、実はそんなふうに感じています。

私がそんなふうに感じたのは小学生の頃と、今では「人が多い所」にいる時。
小学生の頃はいわいるハンデというものを先生達の気遣いから貰えて、
まだ何も“闇みたいなものがない時期”なので無邪気に喜んだ記憶があります。
そして、人がたくさんいるところ。
友達が私を探す時は見付けやすいらしいです。
私も、友達を探す時、他の人とはちょっと違う所があると楽です。
髪が派手、とか荷物がちょっと変わってる、とか。
私の場合、松葉杖をついてる小さな子(本当は平均身長なハズ)って言われたりします。
もちろん私は傷付いたりしないですよ。松葉杖も私の一部ですから。
義足も松葉杖も私の成長に欠かせないものですから。

だけど、小さな子とかが、
「あ、あのお姉ちゃん杖ついてるー」
とか、
「なんか足が変だよー?」
とか無邪気にお母さんに言ったりすることが時々有ります。
子どもたちは素直な感想を述べてるだけなんですけど、
お母さん達はハッとして「悪いことした!」って思っちゃうんですよね。

そして「ご、ごめんなさい」って謝られたり、謝って逃げていったり、
私はその親の行動の方に傷付いてたりしてました。
だって、子ども達はなにも悪くないんですよ? ……って思ったり。
聞かれたら、ちゃんと伝える。
私はそれが正しい子供への接し方かなって思ってます。

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